・1本の時計をベルトを替えて使いまわしたい
・夏に腕時計を使いたい
・汗に困っている
こちらの悩みを解決する方法があります。
こちらのような贅沢なお悩みを解決する最強ツールが「ナイロンベルト(NATOベルト)」です。
今回はこのナイロンベルトの選び方と合わせ方を紹介します。
・メンズ腕時計に合うナイロンベルトの選び方と合わせ方
ナイロンベルトとは:実は2種類あります。
ナイロンベルトは実は2種類あります。
- 長いベルトを腕時計に通すタイプ(NATOベルト)
- 革ベルトのように上下に分かれているタイプ
ナイロンベルトと言うと一般的にはNATOタイプを指すことが多いです。
NATOベルトについて
ナイロンベルトは通称「NATOベルト」とも呼ばれます。ちなみに「NATO」とは「北大西洋条約機構」のことです。アメリカを中心とした西側の同盟群です。
厳密にはNATOベルトとは軍物で「PHOENIX社」が支給している物を指しますが、業界の人間も「NATOベルト」と呼ぶので問題ないでしょう。
セレクトショップがミリタリージャケットを「MA-1ジャケット」として扱っているのと同じですね。
ナイロンベルトでよく陥りがちなミス
まず最初に、よく陥りがちなミスが「ラグ幅を間違える」ことです。
ナイロンベルトを購入する際は、手持ちの腕時計の付け根の幅と合わせる必要があります。通称ラグ幅と呼びます。
幅は基本的に2の倍数(18mm 20mm 22mm等) となっています。
稀に「23.57mm」などと小数点まで書いている(しかも奇数!)ページが散見されますが、それは間違いなのでショップに確認しましょう。
ナイロンベルトのラグ幅を合わせる
手持ちの時計のラグ幅が20mmなら20mm、18mmなら18mmとサイズは必ず合わせてください。
計測は定規やメジャーで行ってください。1mm単位のズレは問題ありません。
ネットショップで購入された場合は、そのページを見ていただけると情報が記載されているので参考になります。
ナイロンベルトの長さを確認する
数百円などで販売している激安ベルトでよくあるのが「長すぎる」ことです。
腕時計のベルトには「欧米サイズ」「アジアサイズ」がします。
日本に流通している物は原則的に「アジアサイズ」ですが稀に長すぎる物が市場に存在ます。
当然のように売れないから安くしているのだと思います。
日本人サイズの目安としては、バックル(尾錠)含めて270mm程度が理想的な長さです。
ナイロンベルト交換用の工具を買う
ベルト交換に必ず必要なものとして、工具があります。
ナイロンベルト自体は隙間に通すだけの簡単な構造なので工具は不要ですが、
既存の時計についているベルトを外すのに工具は必須です。
Amazonなどで1,500円程度で販売されているので買いましょう。
最近は「イージーレバー」という工具なしで脱着できるピンが付いた革ベルトが増えていますが、まだまだ市民権を得ていません。
やはり工具を買うのがベターでしょう。
※工具を買いたくない人は
どうしても工具を買いたくない方はどうすればいいか。。。
近くの時計店に持ち込んでみてください。
私は持ち込んだ事がありませんが、ベルトを外すだけの簡単な作業なので安くで受けてくれると思います。
「ナイロンベルトに付け替えたい」という趣旨を伝えるとうまく対応してくれると思います。
腕時計がナイロンベルトに対応しているか
ここまで来て恐縮ですが、ベルト交換に対応していない腕時計も存在します。
ノーマルのベルトは、腕時計の上下に足のように出ているラグにピンを使って固定しています。
ですが中にはラグとベルトが特殊な構造で固定されていたり、ラグの構造自体が時計の12時位置と6時位置から飛び出して、それを囲い込むように特殊な加工をしたベルトを着けている場合があります。
そういう場合は、ベルト交換は不可能なので、
気分を切り替えて新しい時計を買った方がいいです。
ナイロンベルトの色は文字盤と合わせる
「きれいめ」に合わせる事を前提にご説明しますが、ナイロンベルト選びで一番間違いのない選び方は「文字盤の色と合わせる」ことです。
黒なら黒、白なら白
こうする事で統一感が出て大人びた印象になります。
ただ白のナイロンベルトは珍しいので、黒を合わせるのが無難にオシャレです。
腕時計の色と少しだけ外す
007ジェームズボンド着用モデル、オメガ・シーマスターは黒文字盤に黒とグレーのベルトでした。
あえて「黒xグレーx黒」のベルトを合わせて抜け感を出しているところがすごくお洒落です。
英国紳士風、おすすめです。
ナイロンベルトをあえて色を変えてみる
先述した内容と逆になりますが、あえて黒文字盤の時計にオレンジなど、明るい色を合わせてみるのもいいでしょう。
また、ナイロンベルト(NATOベルト)定番のカーキは若干カジュアルな雰囲気が出ます。
白と黒両方の文字盤に合います。
これもベルトが安いから出来る遊びです。
ものによりますが、値段はおよそ2,000円台なのでお手頃。
加えて言うとナイロンベルトは消耗品ですし、日によって簡単に着せ替えが出来るので
Tシャツ感覚で何本か買うのもアリです。
「革NATOベルト」最強説
ここまで説明したベルトは「ナイロンベルト」になります。
こちらの派生型として革のタイプが存在します。
通称「革NATO」。
「革NATO」はカジュアルなナイロンベルトを革でキレイめに仕上げた最強のハイブリッドアイテムなのです。
価格は3,000円台の物が多く、ナイロンタイプに比べると少し値が張りますが、
是非1本は持っていたいマストアイテム。
合わせ方としては、やはり文字盤色と合わせるような色がベターです。
革タイプを持っている人は珍しいので目を引くのは間違いないのですが、
革ベルトなので、スーツスタイルにもばっちり合います。
まとめ
今回ご紹介したナイロンベルトは、暑い季節にもうってつけのアイテムになります。
価格もお手頃です。
気分転換としても、おしゃれとしても、また少しいいベルトを買ってプチプラを味わってみるもの良いと思います。
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